音楽との付き合い方の変化

音楽ギフトカード 配信普及…39年の歴史に幕
全国約7千店の加盟CDショップや楽器店などでCDやDVDなどを購入できる「音楽ギフトカード」の発売が今月末の出荷分で終了することが20日、わかった。発売元のジャパン・ミュージック・ギフトカードでは「音楽業界を取り巻く環境は年々、厳しさを増しており、音楽ギフトカードの発行を継続していくことは困難との結論に達した」(広報担当者)としている。
現在は500円と千円のカードが発売されており、CDやレコード、ビデオ、DVD、楽器、楽譜などを購入することができる。レコード券の発行は昭和46年、東京都レコード商組合が開始。全国レコード商組合連合会がこれを引き継いで全国共通にした。
62年、日本レコード普及(現ジャパン・ミュージック・ギフトカード)が設立され、日本レコード協会の加盟レコードメーカー全社の資本参加によってカードの製造・販売を推進。63年には名称が音楽ギフトカードになった。
発売終了後のカードの利用期間について、同社の広報担当者は「4月中旬ごろに公式ホームページでお知らせする。現在では、約5カ月間以上の利用期間を予定しているが、関係省庁などへの相談を含めて調整している」としている。
最近は音楽配信の普及でCDなどの生産が落ち込んでおり、日本レコード協会によると、平成21年の音楽配信の売上金額が過去10年で最多の約909億8200万円となる一方、同年のCDやカセットテープなどのオーディオの生産金額は約2496億3200万円と過去10年で最少となっている。同協会によると、音楽ギフトカードの発券枚数は、13年に500円券換算で678万7千枚だった。
産経新聞 - 3月21日7時56分)

ダウンロード可能な端末が普及したということもあるでしょうけど、特定のミュージシャンのものを聴くという発想がないのかもしれない。
以前からベスト盤に偏っている現状はあったと思うけど、「知ってる曲だけ聴ければいい」みたいなところはあるだろうし、それはミュージシャンのアルバム制作にやりづらい時代が来ているのかなぁ、なんて思いますね。