「恵方巻き」なんて風習は存在しなかった

恵方巻き」商戦は全方位 個性派ずらり デパ地下も本気
節分の日にその年の縁起の良い方角(恵方)を向いて太巻きを食べる「恵方巻き」が新たな習わしとして定着しつつある。関西地方で始まったとされるが現在は全国的に広がっており、年を追うごとに恵方巻き商戦はヒートアップするばかり。ブームの仕掛け人とされるコンビニだけでなく、百貨店やスーパーなども力を入れており、太巻きだでなく、パン、ケーキといった新たな楽しみ方を提案するなどしのぎを削っている。
サークルKサンクスは、昨年よりも10日前倒しとなる12月22日から予約を開始した。人気は「恵方海鮮トルティーヤ」(360円)。サーモンなどの海鮮素材をメキシコ料理でおなじみのトルティーヤで巻いた変わり種で、昨年は予約で3万食を完売したヒット商品。「今年は既に予約を断る店舗も出ている」ほどの人気ぶりで、5万食の販売を目指している。
ファミリーマートは、上質なまぐろやいかなどの海鮮食材を巻いた「上 海鮮恵方巻き」(500円)を中心に予約が好調で、今年は恵方巻き全体で前年比10%増を目指す。
セブン−イレブン・ジャパンの一押しは、「グッチ裕三監修の牛しぐれ煮恵方巻き」(390円)。恵方巻きの具材に肉を使用したのは初めてで、料理愛好家として知られるグッチ裕三さんとのコラボで誕生した。国産牛のしぐれ煮は隠し味に「ユズ皮」や「ユズコショウ」などを使って、牛肉のコクとうま味を引き出した。昨年12月22日から予約を開始したローソンも好調で、「予約数は前年比2割も増えた」(広報担当者)という。
百貨店も負けていない。日本橋高島屋では節分の2月3日に恵方巻きの特設コーナーを設置し、老舗の料亭や寿司屋が作った本格的な太巻きから洋風、中華風、ロールケーキ、パンなど前年比約2倍となる77種類の商品を用意する。品ぞろえと同様に、「売上高も前年比2倍を目指す」(広報・IR室)と鼻息も荒い。日本橋三越本店は、赤米や黒豆で赤鬼をイメージした「恵方大福」(158円)を限定販売する。
(フジサンケイ ビジネスアイ - 1月30日8時15分)

ま、売れりゃ何でもいいんでしょうけど、うちはやりません。