WEB2.0は本当に進んだのか?

インド人がウィキペディアを救う?
20日付のファイナンシャル・エクスプレス紙(8面)によると、世界最大のオンライン百科事典ウィキペディアの停滞をインド人「オンライン・ボランティア」が救うかもしれない。ウィキペディアは誰もが特定の項目について記事を投稿、削除できるオンラインの百科事典。ウィキペディアは、インドを除く各地域では停滞している。
ウィキペディアが発足してから100万件の記事を達成するのに5年かかり、200万件目を記録するのに1年しかかかっていない。300万件目は先週達成したが、前回の2倍、1年を要している。以前は、1日平均2,200本の記事が追加されていたが、2007年7月以降は1,800本に落ち込んでいる。原因は、新規のボランティアや記事に対して排他的であることにあるようだ。追加された記事の約4分の1が削除されているという。
記事は様々な言語で記述され、全世界で数千人の「オンライン・ボランティア」によって支えられている。インドはウィキペディアの利用者数で5本の指に入る。3年かけてインド各地にある60万以上の村の詳細を記事にするプロジェクトもあり、タミルナド州政府は州内の村に関するデータを提供することを承諾している。
しかし、インド人による「ボランティア」はまだまだ少ない。英語による記事は300万本以上で、その他の11の言語は10万本以上。他方、インドの言語で書かれた記事は、ドラビダ語系とインド・アーリア語系を合わせても、約20万本。7月現在で、ドラビダ語系のテルグ語は43,253本、インド・アーリア語系のヒンドゥー語で33,268本が最多。他方、マラヤーラム語は、英語、ヘブライ語アラビア語に次いで4番目の記事の長さを誇る。
(インド新聞 - 8月21日8時0分)

未来はあんまり明るくなさそうな・・・