それでも人はこない

百貨店 来月の売り上げ先食い? 苦肉、バーゲン前倒し攻勢
売り上げ不振に苦しむ百貨店各社が、7月から始める夏季セールを前に、“プレ夏季セール”を競っている。6月のセールは百貨店業界では異例だが、「7月のセールを前に、沈滞がちな商況を活気づけたい」考えだ。夏のボーナスを減額する企業が相次ぐ中、百貨店は売り上げ減少を食い止めるため、苦肉のバーゲン攻勢が続きそうだ。
「セール実施で、売り上げが3〜4%改善した」と話すのは高島屋の担当者。20〜26日まで「セブンデイズスペシャル」と銘打った早期セールを全18店で開催した。19日までの売上高は前年同月比で2けた以上の減少だったが、早期セールで不振だった衣料品が好調に推移し、減少幅の縮小に一役買った。
さらに例年は7月に始まる店頭商品の値下げ(クリアランス)セールを、今年は一部ブランドで27日から始める。6月は例年、クリアランスを前に買い控えが見られる時期だが、「早期セールと一部クリアランスの前倒しで7月セールに弾みがつくのでは」と期待を寄せる。
ミレニアムリテイリングは、傘下のそごう・西武百貨店25店で、19〜21の3日間、「還元セール」を実施した。宝飾品や食品など以外の商品を5000円購入するごとに500円相当の金券を配布。業界初の還元セールとあって金券の発券枚数は約90万枚に上った。スポーツ用品や呉服など、通常のセールではあまり割引が行われない商品が、前年同期比で50〜60%増の売り上げとなり、セール対象部門全体では40%弱も売り上げが伸びたという。
J・フロントリテイリング傘下の松坂屋上野店は、10〜16日に季節はずれの冬物衣料品のバーゲンを開催。メーカーの冬物在庫を安価で提供してもらい、メーカー価格の3〜8割引となる大幅な安値を実現して大当たり。セール2日目で予算をクリアし、最終的に目標の3倍以上の売り上げとなった。大丸も今月中旬以降、全店・全館規模では初となる特価品のセール「ザ・バーゲン」を開催し、顧客を取り込んでいる。
5月の百貨店売上高は前年同月比で12・3%減。休日が前年より2日多かったにもかかわらず5月としては最大の落ち込みになるとともに15カ月連続のマイナスとなった。各社の早期セールは買い控えに一定の効果をもたらしたが、7月の売り上げを先食いしたとの見方もある。
産経新聞 - 6月27日8時2分)

いま、ササるものがないからなー・・・。