蘇った赤い宝石

浦和242日ぶり奪首!5戦連続完封勝ち
「J1・第7節、千葉0-1浦和」(25日、フクアリ
 浦和がFWエジミウソン(26)の2試合連続となる決勝ゴールで千葉を1-0で撃破して4連勝、勝ち点16で今季初めて首位に立った。浦和のリーグ戦首位は08年8月26日以来、242日ぶり。3月29日のナビスコ杯・横浜M戦以降、公式戦5連続完封勝利はクラブ新記録。前節首位の鹿島は山形と1-1で引き分け、3位に後退。新潟は試合終了直前のMFマルシオリシャルデス(27)の決勝弾で大宮を1-0で下し、2位に浮上した。


  ◇  ◇


降りしきる雨が、闘い抜いたイレブンの体を癒やすように優しく包んだ。フィンケ体制が始動した1月12日から102日で、待望のJの首位に浮上。「現時点で順位は気にしていない」。指揮官を筆頭に、イレブンは口をそろえる。「まだまだこれから良くなる途中だと思うから」とMF山田暢。チーム再建へ、歩みは確実に進んでいる。
虎の子の1点を守りきった。4・4大分戦以来、4戦連続の1-0勝利は、J1史上初の記録となる。
快進撃を支えているのは、盤石の堅さを誇る守備陣。この日は雨で滑りがちなピッチと千葉の変則布陣に戸惑い、前半は押し込まれたが、後半は運動量の落ちた千葉を圧倒。「多少危ないシーンもあったが、落ち着いてできていた」とDF坪井。就任後初観戦となった浦和・橋本新社長も「いつも通り頑張っていた。0で抑えていたし、すごく良くなっているね」と目尻を下げた。
パスをつなぎ、攻撃的なコンビネーションサッカーを掲げるフィンケレッズだが、守備意識も高い。山田暢は「チーム全体で前線から守備をしてくれるし、中盤も人数をかけて囲い込んでいる。昨年とは質が全然違う」と指摘。昨季は局面での守備に尽力していたイレブンだが、MF山田直の運動量を筆頭に、チーム全体の守備エリアが飛躍的に拡大。リーグ最少失点を誇った06、07年とは違った形で“赤い壁”を再現させている。まさに“レッドクリフ”だ。
「順位は気にしない。オレらはまた研究されるからね」とDF闘莉王。さらなる高みを目指し、レッズは止まらない。
(デイリースポーツ - 4月26日9時41分)

まぁ、もともと戦力が落ちてたわけでもないしねぇ。