神様、もう少しだけ・・・

F1オーストラリアGP、ブラウンGPが初参戦で初優勝、1-2フィニッシュの快挙! 中嶋はリタイア
2009年F1第1戦オーストラリアGPが3月29日(日)、アルバート・パーク(1周/5.303km、3月29日決勝58周/307.574km)で3日目を迎え、現地時間17時(日本時間15時)から決勝が行われた。
前日の予選で、トヨタのリアウイングが極端にしなるとして、グリッド降格処分を発表。ティモ・グロックが19番手、ヤルノ・トゥルーリが20番グリッドに下がり、結局トヨタの2台はピットレーンからスタートする。また、予選Q2を走行しなかったルイス・ハミルトンマクラーレン)は予定外のギアボックスを交換したため、グリッド降格。ハミルトンは18番グリッドからスタートする。
決勝の天候は晴れ、気温32度、路面温度21度のドライコンディション。
ソフト側(スーパーソフト)のタイヤを選択したのは、フェラーリの2台、BMWザウバーロバート・クビサとハミルトン。その他のドライバーはハード側(ミディアム)のタイヤを履いている。
シグナルが消え決勝がスタートしたが、2番手のバリチェロがスタートを失敗し、大きく順位を落とす。バトンは問題なくスタートをして1コーナーをトップで通過した。また、中団、後方で接触が相次ぎ、ニック・ハイドフェルドBMWザウバー)やマーク・ウェバーレッドブル)、エイドリアン・スーティルフォース・インディア)、ヘイキ・コバライネンマクラーレン)がピットに向かいノーズ交換やタイヤ交換を行う。コバライネンは損傷が激しいようで、無念のリタイアとなっている。
10周すぎに、デグラデーションが激しく、思うようにタイムがあがらないスーパーソフトを選択したライコネンとハミルトンがピットに向かい、続いてマッサ、クビサとタイヤ交換を行う。
16周を終えて、3番手を走行していたニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)がピットへ向かうが、左フロントタイヤの交換時にてこずってしまい、大きく時間をロスした。
18周目、中嶋一貴(ウィリアムズ)が単独でクラッシュ。フロント部分からウォールに接触し大破。コース上にパーツが散らばり、イエローフラッグが振られ、結局20周目にセーフティカーが入ることとなった。セーフティカーが入る前に、トップのバトンはピットに入り、タイヤ交換と給油をしている。
25周目に再スタート。1コーナーで、ネルソン・ピケJr.ルノー)が前のロズベルグを抜こうとしてミスしてしまい、グラベルでマシンを止め、リタイアとなる。
再スタート後、約5周後くらいにほとんどのドライバーが自己ベストを更新する。そんな中、3番手のクビサがファステスト・タイムを連発し、2番手のベッテルを追いかける。トップのバトンは、磐石の走りを続ける。
43周目、4番手のライコネンがスピンを喫し、ピットに向かい、さらに、マッサが48周目にスローダウン。自力でピットまで戻ったものの、すぐにマシンを降りてしまった。
ロズベルグが、ソフト側のタイヤで48周目にファステストを出したものの、その後タイヤがもたないようだ。バリチェロトゥルーリ、ハミルトン、フェルナンド・アロンソルノー)に抜かれ、ポイント圏外に脱落してしまう。
56周目、2番手を走行のベッテルに3番手のクビサが追い抜きにかかり、サイド・バイ・サイドになるものの接触。2台のマシンはパーツを落としてしまうが、クビサはなんとか走行を続ける。しかし、スピンを喫してウォールに激突。ここでセーフティカーが入った。
結局、レースはそのまま終了となり、優勝はバトン。2006年ハンガリーGP以来、自身2度目。ポール・トゥ・ウィンは初めてのことだ。
2位以下は次の通り。
2位ルーベンス・バリチェロブラウンGP)、3位ヤルノ・トゥルーリトヨタ)、4位ルイス・ハミルトンマクラーレン)、5位ティモ・グロックトヨタ)、6位フェルナンド・アロンソルノー)、7位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、8位(セバスチャン・ブエミ)までがポイント獲得。
オーストラリアGPのファステストは、48周に1分27秒706を出したロズベルグだった。
2009年第2戦マレーシアGP。灼熱のセパン・インターナショナル・サーキットで4月3日(金)現地時間10時(日本時間11時)から金曜フリー走行1回目が行われる。
(TopNews - 3月29日17時9分)

もし、ホンダが売却しなかったら、どうなっていたのか・・・