今年のカープは要注意だ

前田智爆走!快足ショ〜両足不安一掃!
「広島紅白戦、白組6-2紅組」(26日、天福)
広島・前田智徳外野手(37)が26日、日南市内の天福球場で行われた紅白戦に「3番・DH」で出場した。今季“初ヒット”を含む2安打2打点の活躍だけではなく、3度の出塁すべてで本塁に生還する激走も見せた。両足に不安を抱えるが、順調な仕上がりぶりをアピール。今季の天才はひと味違う。
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視線独占は前田智の“専売特許”だが、この日はバットだけではなかった。さっそうと縦横無尽にフィールドを駆け回った。
まずは初回二死一、三塁でシーボルの初球だった。一塁走者の前田智が絶好のスタートを切った。三塁走者・東出と重盗だ。見事に決まって先制点を“足スト”。スタンドのファンのどよめきにも表情を変えず、当たり前といった表情でユニホームの土を払った。
激走ショーは続く。一塁走者で迎えた三回二死一塁からは、栗原の右中間を破る二塁打で一気に本塁まで生還。まったく無駄のないベースランニングを披露した。さらに三塁走者の五回一死三塁では、シーボルの中犠飛でホームイン。37歳のベテランが誰よりもグラウンドを走りまくった。
3度の出塁でいずれも本塁生還。練習後は無言だったが、激走する姿が今の充実度を物語っている。ブラウン監督は「ケガさえなければ走れる素晴らしい選手。(初回の)盗塁はグッド。素晴らしいスタートだった。本当にいい状態で仕上がっている」と称えた。
今季は11年ぶりに沖縄キャンプに参加した。初日から若手に交じってランニングメニューをこなしてきた。現時点で大きなケガはないが、両足は不安と隣り合わせ。常に細心の注意を払っている。練習後は両太もも裏などを約1時間、足首もチューブを利用したリハビリなど約30分のケアを欠かしていない。この日は試合後にアイシング処置も行った。
日々の積み重ねがキレのある動きを生んでいる。鈴川アスレチックトレーナーは「あれだけの選手ですから自分の感覚を信じてプレーしている。きょう走れたということは、状態がいいということでしょう」と順調ぶりを強調した。
下半身の安定がバットにも伝わり激走につながった。初回一死一塁から中前打で今季“初ヒット”。五回一死一、二塁では外角低めの直球を強振して中越えの2点適時二塁打。バットコントロールは健在だ。数々の修羅場を乗り越えて迎える20年目。前田智の足に注目だ。
(デイリースポーツ - 2月27日9時36分)

天才の足が蘇ったとなると・・・
.330は期待していいんじゃないでしょうかね。
かつ、新スタジアム効果もあって、クライマックス出場はかなりリアルなものになるのではないか・・・