エコの種はばら撒かれた

東北電力:「メガソーラー発電所」建設 仙台火力の敷地内に−−発表 /宮城
2月27日12時2分配信 毎日新聞
◇八戸と合わせ、年間1100世帯分に相当
東北電力は26日、大規模太陽光発電設備「メガソーラー発電所」を七ケ浜町の仙台火力発電所青森県八戸市の八戸火力発電所の敷地内に建設すると発表した。10年度中の着工、12年度中の運転開始を目指しており、同日会見した高橋宏明社長は「太陽光発電を増やすという国の方針と、低炭素社会実現に貢献していきたい」と説明し、さらに福島県内での建設を検討する考えを示した。
同社によると、仙台火力発電所に建設する設備は面積4ヘクタール、出力約2000キロワットで、八戸火力発電所は面積3ヘクタール、出力約1500キロワットを予定。合わせて一般家庭約1100世帯の年間電力量に相当し、二酸化炭素の排出量を年1800トン削減する効果があるという。建設費は現時点で25億円程度の見込み。
全国の電力会社10社でつくる電気事業連合会は昨年9月、20年度までに全国で約30地点・計約14万キロワット分のメガソーラー発電所建設計画を発表。同連合会によると、これまで▽東京▽中部▽関西▽四国▽九州――の各電力会社が、計8地点・約7万2000キロワット分の発電所建設計画を打ち出している。
東北電力は20年度までに計1万キロワット分の発電所を建設する構想を持っており、高橋社長は「仙台・八戸の両発電所以外でも、例えば福島県の原町火力発電所や総合研修センター(南相馬市)などでも建設を検討したい」と話した。
メガソーラー発電所は▽発電パネルの集積により保守・点検が容易▽国が建設費の一部を負担する――などの利点がある一方、天候不順によるリスク増加や、設備の耐用年数が「一般的に17年程度」(同社)であることなど課題も少なくない。
同社は「年間の発電電力量が予想を下回る可能性はある」としつつ、「発電所の建設地は過去30年の気象条件を調べて決めており、将来的に技術革新で発電効率が向上することも考えられる。まずは東北地方でメガソーラー発電ができるか、検証していく第一歩にしたい」としている。
毎日新聞 - 2月27日12時2分)

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