知らんわ

業者から問い合わせ殺到…阪神V逸なら10億円損
8月に入って2勝8敗と急ブレーキがかかった阪神。7月下旬には2位巨人に2ケタのゲーム差をつけていたが、1カ月足らずで「7」に。まだあわてる数字ではないが、『トラV』の見返りを期待して、大量資金をつぎこむグッズ販売業者は「万が一、V逸なんてことになればシャレにならない」と昨今のもたつきにヤキモキしている。
阪神がリーグ制覇すればTシャツやタオルなどの定番をはじめ約300〜400種類の記念商品が全国各地のタイガースショップに並ぶ。「05年は全部で200種類ぐらいでした。03年ほどのフィーバーはないですが今年は業者さんもかなり気合が入ってますよ」と球団関係者。
05年は中日と最後までリーグ制覇を争ったことで、優勝企画を出した業者の多くが「V逸リスク」を考えて生産を一時ストップ。おかげで、「一番売れる」(関係者)Xデーに間に合わず儲け損なうケースがあった。阪神球団とグッズ販売契約を結ぶときに、「リーグ制覇しなければ商品は出さない」との規約があり、V逸すれば生産した商品は、すべてお蔵入りとなるからだ。
そのため、トラがもたついたときのヤキモキ度はファン以上のものがある。大阪市内にあるグッズ販売業者は言う。「7月の段階でいけると踏んで生産にゴーを出したが…。気になるのは巨人とのゲーム差がじりじりと縮んできたこと。優勝しなければ、グッズは全部パーですからね」。
今年は準備期間がたっぷりあったことから日本国内より生産コストの安い中国や東南アジアの工場にV記念商品を発注している業者がほとんど。そんな業者から「大丈夫ですか」と球団に対して問い合わせが殺到しているという。
「もう後戻りできないみたいですからね。みんな祈る思いのようですよ。それにウチも優勝しなければロイヤルティ(商標の使用許諾料)が入ってこない。最悪の場合の損害? はっきり言えないが、すべてあわせて10億円前後はくだらないでしょうね」(球団の担当者)
確実に、『星野ジャパン』より『岡田タイガース』の応援に声を枯らしている人たちといえる。
夕刊フジ - 8月19日17時1分)

結果は、10月には明らかになっていますが。