ついに電力会社まで・・・

関電、初の営業赤字に 来年3月期、単体で900億円
関西電力は28日、平成21年3月期の業績予想について、単体での営業損益を期初予想の1100億円の黒字から900億円の赤字に大幅に下方修正すると発表した。単体での営業赤字は昭和54年3月期に通期決算を導入して以来初めて。原油価格の高騰で、燃料費が当初見込みより大幅に増加したのが主な要因。
21年3月期の単体での経常損益予想も800億円の黒字から1200億円の赤字に、最終損益予想も460億円の黒字から810億円の赤字に下方修正する。これに伴い連結業績も690億円の最終黒字から550億円の最終赤字に転落する見込み。いずれも赤字は第2次石油ショック当時の昭和55年3月期以来29年ぶりで、赤字幅は過去最大となる。
期初に今年度の原油価格を1バレル=95ドルに設定していたが、高騰が止まらないため121ドルに見直した。為替レートの見直しなども含め、営業費用は約2100億円増加するとしている。
また、大飯原子力発電所福井県)3号機の定期検査終了時期が6月中旬から10月下旬にずれ込むため、その分の発電をカバーする火力発電所の燃料費が増えることも影響する。
ただ、平成20年度配当予想については、期初発表時の年間60円は変更しないとしている。
記者会見した森詳介社長は「今後、燃料調達先の多様化や、堺港発電所などの早期稼働などで対応したい」と語った。
産経新聞 - 7月29日4時55分)

原油高がここまで影響するとは、ね・・・