本当のことは本人しか知らない

巨人・上原、今オフメジャー挑戦 大型契約へしたたか戦略
巨人のエースが“初志貫徹”を宣言した。開幕から11日しかたっていないシーズン当初に、異例とも言えるメジャー挑戦の事実上の表明。背景として、大型契約が必至な上原のしたたかな戦略を指摘する関係者もいる。
大学卒業時、エンゼルスやメッツなど数球団が獲得に乗り出したが、迷った末に巨人に入団した上原。ポスティングシステム(入札制度)での移籍を訴えたこともあり、「いずれ海を渡る」というのは、球界関係者の共通した意見だった。
あるメジャースカウトは、FA権の取得からわずか3日での表明に加え、上原の「先発でも抑えでも両方できることを証明したい」という言葉の意図をこう推察する。「役割に選択肢を持たせることで、獲得に興味を示す球団が増える。この時期に大リーグ挑戦を口にすれば、メジャー球団に対して、獲得資金の用意などに時間的な余裕を与えることもできる」。シーズン中だけにチームに与える影響は否定できないが、上原が“売り出す”には絶好のタイミングだという。
実際、2006年のWBCなど国際試合で無敗の右腕だけに、メジャー球界の評価は高い。前出のスカウトは「球威と切れが多少落ちたが、カウントを稼ぐのと空振りを奪う2種類のフォークは大きな武器。先発投手で獲得する場合、1年あたり10億円以上の複数年契約は間違いない」と断言する。
ロイヤルズで臨時投手コーチの経験がある大リーグ解説者の高橋直樹氏は「制球が良く、腕の振りがはやいので見た目よりも打ちにくい。昨季に抑えを経験した強みもあるので、自分の最適なポジションを見つけて投げれば十分に通用する」と太鼓判を押す。巨人は引き留めに全力の構えだが、莫大(ばくだい)な資金を持つメジャー球団による争奪戦は、すぐにも水面下でスタートする情勢になった。
産経新聞 - 4月8日8時0分)

このくらいでないと、20勝なんてできないのかもしれませんが・・・