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<400歳の貝>アイスランド沖海底で発見 最長寿の動物?
英バンゴー大の研究チームが、アイスランド沖の大西洋の海底から、400年以上生きた二枚貝を発見した。これまでに見つかった最長寿の動物の可能性があるという。研究チームは「シェークスピアハムレットやオセロを書いていたころに生きていた」と驚き、この間の気候変動や環境変化を探るのに役立てたいとしている。
チームによると、二枚貝の大きさは約8.6センチで、重さ約52グラム。昨年、気候変動調査に伴って引き揚げられた。
貝殻には木の年輪のように1年ごとに層ができるため、研究チームが層を数えたところ、年齢は405〜410年だった。引き揚げた時点では生きていたが、年齢を調べる作業中に死んでしまったという。
この海域では200年以上の寿命を持つ貝が多く発見され、長寿をもたらす理想の条件が整っているとみられる。今回の発見で、長寿記録を30年以上更新した。同大のクリス・リチャードソン教授は「高齢化による生体の衰えにどう対処しているのかを調べるモデルにもなるだろう」と話している。
毎日新聞 - 10月31日0時22分)

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