じゃ、敗者の視点から

原巨人 全敗で終戦…力負けに上原号泣
何もかもが屈辱的だった。クライマックス・セ 第2ステージ第3戦(20日、東京ドーム)。巨人は1勝もできず3連敗。本拠地で中日ナインの喜びを爆発させる姿を見せつけられた原監督は、鬼の形相で、ベンチ裏へと消えた。選手の気持ちも同じだった。上原は泣きながら、ロッカーの扉にやり場のない怒りをぶつけた。
天国から地獄に突き落とされた。優勝したチームが日本シリーズに出場できない、史上初の屈辱を味わった。試合終了後、原監督はミーティングを行い「2007年の戦いはこれで終わる。この気持ちを持っていよう」と、来季に向けてゲキを飛ばしたが、選手たちはただすすり泣くだけだった。
短期決戦で中日に力の差を見せつけられた。内海、木佐貫、高橋尚と10勝以上した3投手を先発で起用したが、全員が敗戦投手になった。守護神の上原も第2戦で失点。3試合で打点0に終わった4番の李スンヨプに象徴されるように、強力打線が大一番で力を発揮できなかった。原監督は「巨人の力が出せなかった」と嘆き、伊原ヘッドコーチは「走攻守すべてにおいて(巨人が)劣っていた」と脱帽した。
2週間、実戦から遠ざかった。紅白戦を4試合行ったが、第1ステージを勝ち抜いてきた中日の勢いに圧倒された。指揮官は「教訓にする部分はあると思います」と、短期決戦に向けた調整の反省を口にした。
「精いっぱい戦って粘った中で、ペナントを制することができた事実はしっかり胸を張って。選手たちはよく頑張った」。原監督はこう前を向いたが、ぬぐい去れない悔しさ、やりきれなさが残ったに違いない。
(デイリースポーツ - 10月21日 11:00)

リーグ優勝で燃えつきたんと違うか(薄笑)
これで「リーグ優勝チームで初の日本シリーズ不出場」という汚名を永遠にかぶり続けるわけですが。