韓国の方が進んでるの?

<家庭生ごみ環境省が3年計画で再生実験へ
家庭の生ごみを完全分別し、バイオ燃料製造や肥料化などの再生利用を進める実証実験に、環境省が乗り出す。実験は来年度からの3年計画で、生ごみに加え、下水道の汚泥や家畜ふん尿、木くずなどの廃棄物を効率よく回収し、バイオマス(生物資源)として蘇らせる技術の確立を目指す。
現在、家庭の生ごみは8割が焼却処分されている。計画では、全国5カ所に数百世帯規模のモデル地区を設け、生ごみを分別収集する。メタン発酵やエタノール燃料化、飼料化など、どの技術を使えば効率よく再生利用できるかも比較する。
生ごみの収集も複数の方法で実施予定で、流し台の処理機で粉砕して下水に流し、処理施設で集めるケースも検証する。「ごみを流して捨てるのはモラルハザード(道徳の崩壊)につながりかねず、慎重に検討する」(環境省)という。
このほか、家畜のふん尿や下水道の汚泥、木くずなどの再利用もモデル地区を設けて検討する。来年度予算として4億円を概算要求中だ。
農林水産省の06年調査では、生ごみを含め、これらの廃棄物をバイオマスとして活用すれば、原油換算で1400万キロリットル(年間原油輸入量の5.6%)に相当するエネルギーが生み出せる。
バイオマスはもともと、大気中の二酸化炭素(CO2)を取り込んで成長した植物に由来する。このため、燃やしても大気中のCO2を増やさないとされ、有効利用は温暖化防止にも貢献する。
環境省によると、韓国は05年、生ごみの焼却や埋め立てを全国的に禁止し、分別を徹底して飼料化している。同省は「日本でも有効利用策を模索すべきだ」と話している。
毎日新聞 - 09月26日 15:03)

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