格闘技もM&Aの時代?

Kー1&協栄が電撃合体を発表!!
K-1を主催する「FEG」(谷川貞治社長)が26日、都内で会見し、海外から協栄ボクシングジムに選手を招へいする「(株)協栄ワールド」(金平桂一郎社長)との業務提携を発表した。協栄ジム出身の元WBC世界フライ級王者ユーリ・アルバチャコフ氏(41)がロシア、元WBA世界ライト級王者オルズベック・ナザロフ氏(41)がキルギスに、今秋にも支部を設立。育成したキックボクサーや総合格闘家をFEG主催大会に参戦させ、ロシア進出への布石とする計画が明かされた。
K-1がボクシング界の名門と“電撃合体”だ。今年4月、協栄側が母国で後進の指導に当たるOBのアルバチャコフ氏とナザロフ氏にボクサー育成を依頼した際、両氏は「ボクシング以外の格闘技にもいい選手が多い」と提案。FEG社長でK-1プロデューサーの谷川氏は先代の故・金平正紀前会長と旧知の仲で、現会長の金平桂一郎氏とも亀田兄弟の試合に招待されるなど交流を深めていた縁から「面白いことをやりましょう」と意気投合し、手を結んだ。
平氏は「協栄ジムとしてFEGの興行には一切タッチしない。あくまで“協栄ワールドの金平”として『ボクサーは協栄、それ以外はFEG』と線引きし、JBCルールの範囲内でやる」と自身の立場を説明。一方の谷川氏は「K-1の絶対王者シュルトを倒せる選手は協栄ルートしかいない。ワルーエフのような身長2メートル以上の怪物を発掘し、来年か再来年には格闘技熱が高いサンクトペテルブルクでロシアGPをやりたい。中量級のMAXの勢力図も変わる」と目を輝かせた。
今秋にも現地で法人登記する支部「協栄ロシア」はアルバチャコフ氏、「協栄キルギス」はナザロフ氏が代表。9度の世界王座防衛を誇る“ユーリ親方”は「キックや総合の選手にボクシングの知識を取り入れさせたい」と抱負。“ナザロフ親方”も「キルギスに限らず、ウズベキスタンカザフスタンも含めた中央アジアからハイクラスの選手をK-1に送り出す」と鼻息を荒くした。
谷川氏は早くも今秋、ロシアでのトライアウト開催を明言。格闘大国から新しい血を導入する。
(デイリースポーツ - 06月27日 10:10)

ま、ビジネスだし、それもありだわな。