UTADA UNITED 2006

さいたま公演を捨てたこともあって、自分的にはかなり微妙な気分で来ていた。
正直、今の宇多田ヒカルを「COOL!」と思っている人はそんなにいないと思うし、自分も違う。
作風も変わったこともあって、どの程度「覚醒」してるのか確認しておきたかったというのが、正直なスタンスだったのだが・・・


さいたま公演を棒に振ったことをめちゃくちゃ後悔した。
正直、いい。


前回の「BOHEMIAN SUMMER」のときはたまたま代々木公演(2000.7.2)と、千葉マリンスタジアム公演(2000.8.21)を見る機会があって、照明がえらい「外タレ風」だったことは覚えているが、ライブのノリとお客さんの反応はかなり微妙だった。
今回、つくづく彼女が「日本人」であることを感じるわけだが、表現したいことの方向性が烏龍舎一門のアーティスト(特に、ミスチル)とベクトルが同じ方向を向いていたのには、納得しつつ、驚かされつつ。


「UNITED」の意味は、「宇多田ヒカル」と「UTADA」のUNITEであり、お客さんとのUNITEなのかな?と思っていたのだが、演出を見てそんな単純なものではないことに気がついた。
2004年までの彼女、英語の彼女、覚醒してしまった彼女、全部ひっくるめて「戦う気なんだな・・・」ということなんだろう。


代々木の2日間、A席ならまだ残っている。
「TOKYO」で見ないことには何も始まらないこのストーリー、できればもう一度見たいと思うのだ・・・