27 Mar , 2005.

このタイトルでピンと来た方は、僕が今のようなヲタスタイルになる前を知っている方だと思う。


「あれ」から1年たっちゃったわけですが。

1年前の今頃なんて、カメラを捨てる覚悟でいたというのに。

まぁ、捨てられなかった理由はいろいろあるんですけど、銀塩一眼レフなんてもらっても困るじゃんね、写真に興味のない人だったら。
だから、もしも手にしていたものがデジタル一眼レフだったらあげちゃうつもりでいたんだけども・・・


そういう意味じゃ、やっぱりカメラマンとしての僕は一度「死んで」いるので、何をやっても延長戦にしかならないのは自分でわかりきっている。

けど、いま自分がこうしてリーマンとして立っていられるのは、もう2003年なんて何回辞表を書こうと思ったかわからないんだけど、東京に出て行くときくらいプライドを持って立っていたかったし、そうすることで動いているうちに周りからも一定の評価は得られるようになって、どうにかこうにか食いつないでいる。

だから捨てられなかったのかな、なんて思う。


夢というものがすべて叶うわけじゃないし、安易に、どこかの高見沢俊彦みたいに安い理想論を振りかざすつもりはまったくないけど。
あきらめてしまったらそこで終わりだし、そうでないことを願いつつ。


いつ戻ってきてもいいように、僕の銀塩α-7は、今でも稼動中。


すごく苦い思い出と、でもホンの少し差していた光がちょっとだけ僕の気持ちを暖かくして、また一年、本業のほうでがんばろうと思うのだ。



#誰のことを書いてるかは、わかりますよね? あえて名前は書かないよ。