減速

ユニクロ、過去最高益でも憂鬱のワケ…採算悪化続く国内事業と、値下げ販売のジレンマ
7月11日、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、2012年9月〜13年5月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比19.1%増の8858億円、営業利益は同4%増の1240億3700万円で、いずれも過去最高を記録した。
同日付時事通信記事によれば、ユニクロブランドは中国や台湾、韓国などを中心に海外進出が加速し、今年5月末時点で海外店舗数は410店と、前年同月末に比べて135店増加。既存店の好調に加え、出店による増収効果が増収増益に結びついたようだ。
同日付の日本経済新聞電子版でも、好調のアジア事業について、ファーストリテイリング最高財務責任者CFO)・岡崎健氏の「知名度が高まり、出店すればするほど利益が出る」というコメントを紹介。ユニクロは6月にはインドネシアに進出したが、隣国のシンガポールでもすでに有名なため、楽しみにしていた顧客が多かったという。また、巨大市場である中国経済の減速懸念について問われると、「(ユニクロ製品は)生活に密着した使われ方をしている。景気が悪くなったから買わない、ということはない」と自信を見せた。
海外事業の成功で柳井正会長兼社長が目標として掲げてきた「売上高1兆円」の突破も視野に入ってきたが、「そう順調ではない」との見方も広がっている。
13年3月〜5月、直近3カ月の第3四半期だけを見ると、売上高が前年同期比24%増の2709億円となった一方で、営業利益は同0.7%減の273億円にとどまっているからだ。7月12日付東洋経済オンライン記事で指摘されているように、「この要因を探ると、グループ売上高の約6割を稼ぐ国内ユニクロ事業の採算悪化に行き着く」。ここ数年、国内では客数の減少が続き、国内ユニクロ事業は前年度までに2期連続で既存店売上高が前年割れ、連続減益と収益力の低下が続いている。
同記事では、ユニクロが集客の起爆剤としてスタートした「4日連続セール」に注目。12年秋から、従来行っていた毎週土・日のセールを金・月も含む4日間に拡大し、一層の低価格路線を打ち出した結果、どうなったか。12年9月から13年5月までの累計で客数は前年同期比9.1%増と大幅に伸び、既存店売上高も同5.2%増と反発したが、大規模な値引き販売で商品販売の儲けが減り、広告宣伝や什器の入れ替えなどの費用が利益を圧迫することに。そして国内ユニクロ事業は、同4.7%の減益となった。
このことが市場に嫌気されたのか、7月12日の東京株式市場では、ファーストリテイリングの株価が大幅に下落。前日終値の3万8700円に対し、終値は2250円安(5.8%下落)の3万6450円に。7月12日付SankeiBizの記事によれば、「同社株は日経平均株価への影響力が大きく、この銘柄だけで日経平均株価を100円ほど引き下げる場面もあった」という。
ユニクロと同様、海外進出を加速させる低価格衣料ブランド「ジーユー(GU)」の伸びもあり、業績は好調といっていいファーストリテイリングだが、14年春に予定された消費増税について、柳井社長は実質値引きとなる価格の据え置きを表明しており、「来年度の国内ユニクロ事業は、今よりも儲けにくくなる可能性がある」(前出の東洋経済オンライン記事)という。噴出している「ブラック企業」との批判によるイメージダウンへの対処も含め、国内事業をどう建て直すか--過去最高の連結決算とは裏腹に、ファーストリテイリングの悩みは尽きないようだ。
(Business Journal 7月15日(月)9時56分)

まあ、企業イメージが悪くなってるのは事実だけど、やっぱり商品がつまらなくなってることもあるんじゃないかな。
布ケチりすぎて、おっさんが買いづらくなってるんですわ。
そらアカンでしょ。

炎上するJR北海道

特急でまた出火=配電盤から、けが人なし―JR北海道
15日午前9時15分ごろ、JR北海道千歳線の上野幌―北広島間を走行中の札幌発釧路行き特急スーパーおおぞら3号(8両編成)で、3号車の配電盤のヒューズから火が出ているのを車掌が発見した。火は間もなく消し止め、乗客約120人にけがはなかった。同社が原因を調べている。
同社によると、車掌が客室外のデッキにある配電盤から焦げた臭いがすることに気付き調べたところ、ヒューズが燃えていたという。列車は緊急停車。乗客は車外に避難し別の列車に乗り換えた。
同社管内では4月以降、車両の出火事故が相次いでおり、今月6日にも函館線で特急のエンジン付近から火が出る事故があった。 
時事通信 7月15日(月)12時32分)

社長が自殺してしまった不幸な歴史を忘れたか?
保守費用がないなら、あたりかまわずなきつくしかないのだよ。
鉄道会社である限り、安全は使命だ。

まちがえるとくさいよ

制汗剤、選び間違うと逆効果 臭い抑えるポイントは耳
じっとしていても汗が噴き出す季節。シミも臭いも気になる汗はエチケットの大敵。制汗剤(デオドラント)を塗りたくる人もいるだろう。でも、間違った使い方で、さらに臭いを悪化させていたとしたら――。自分に合う制汗剤の選び方、使い方を探った。
制汗剤はスプレータイプが中心だったが、ここ数年は直塗りタイプが人気だ。
横浜ロフト(横浜市)で最も人気があるのが直塗りに特化した「デオナチュレ」(シービック)。この4年で売り上げは1・5倍になった。リップスティックのように本体を回せば、ニュッと中身が出て、それをワキに塗る。ボディーケア担当の皆川友里さんは「肌に直接塗るので効果が長時間持続します。」
直塗りといっても液体タイプもあり、他にスプレーやクリーム、ジェル、シートなど棚には迷うほどの制汗剤が並ぶ。どれが自分にぴったりの1本なのだろう。
ワキガや体臭、多汗の専門医、五味常明さんは「タイプは様々でも、制汗剤の役割は大きく二つ。制汗と抗菌です。体臭の強さに応じて、抗菌成分が自分に合った製品を選びましょう。」
まずは体臭の強さの自己判定を。綿棒で耳あかを取り、湿り具合で判断する。キャラメルが溶けたような耳あかなら、体臭が強い傾向があると考えられる。湿った状態ならば軽〜中程度。乾燥していれば、非ワキガ体質といえる。
ワキガ体質でない人は、植物エキスを配合したシートタイプで拭くだけで臭いは十分抑えられる。
軽〜中程度ならば、フェノールなど穏やかな抗菌剤が配合されたスプレータイプやアルコールが含まれたシートで除菌してから、植物性の制汗スプレーで汗を抑えれば十分だ。
強度の人は、殺菌作用の強い塩化ベンザルコニウムなどの入ったもので、直塗りを選ぶ。銀配合も殺菌効果が長く持続するという。
注意したいのは、軽度の体臭やワキガでない人が強い殺菌作用の製品を使うこと。通常は表皮ブドウ球菌という常在菌が別の強い菌の繁殖を防いでいるが、殺菌成分の強いものを使い滅菌状態が続くと、黄色ブドウ球菌など強い菌が繁殖する可能性がある。これでは逆効果。今まで以上に臭いが強くなってしまう。
朝日新聞デジタル 7月15日(月)16時2分)

使わない人だけど、気をつけよ・・・。