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システム統合、難関に=来月7日に新段階−三菱東京UFJ
三菱東京UFJ銀行のシステム統合作業が新たな段階に入る。5月に新システムを稼働させ、これに旧東京三菱銀行の全店(約250店)を移行したのに続き、旧UFJ銀行の店舗(約420店)の移行を7月7日に開始。12月まで5回に分けて段階的に移行する計画だが、5月のスタート時に障害が発生し、いきなりつまずいた。全面的システム統合は一段と難しい作業になるだけに、ピリピリした空気が現場に流れている。
三菱東京UFJ銀では、旧東京三菱のシステム(日本IBM製)と旧UFJのシステム(日立製作所製)が併存してきた。新システムはIBM製で旧東京三菱のシステムと親和性が高いにもかかわらず、5月の移行時、提携先のセブン銀行の現金自動預払機(ATM)で取引ができなくなるなどのトラブルを招いた。単純なプログラムミスが原因だったが、今回は日立製の旧UFJのシステムをIBM製に移すため、作業はさらに難しい。
三菱UFJフィナンシャル・グループ畔柳信雄社長(三菱東京UFJ銀行会長)は「5月の反省を踏まえ、システム統合を完遂し、統合効果をフルに発揮したい」と強調する。今回はプログラムなどの変更点の再点検を徹底。特に提携先金融機関との接続テストを入念に行っている。 
時事通信社 - 6月28日15時1分)

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